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『ワールドプレミア』

2005年5月 於 アトリエ春風舎

world2

とある施設。その一室で手術の順番を待ってる男がいる。
そこに突然、男の息子を名乗る若者が飛び込んでくる。
男はその若者に導かれるように、自らの記憶を辿る旅に出る。
不妊の悩みを抱える妻の存在。
実験動物を育てる仕事を持つ叔父の自殺。
こうして浮かび上がる記憶たちは、はたして本当に男の記憶なのだろうか?
死んだ者の記憶は残る者には美しく蘇る。
死んだ者の中では、二度と更新されない。
他者、自分の記憶というひどく曖昧なものが、個人を形成していく危うさを交差する時間軸と綿密な物語構成で描いた。

第11回日本劇作家協会新人戯曲賞入賞。

【青年団若手自主企画】