pictHeader-news

TSUMARI

創作日誌8/7 野村



テスト・サンプル02『キオクREVERSIBLE』昨日から、創作のため清津峡に入りました。
このブログでは、いくつかの角度から、『キオクREVERSIBLE』についての記録・記事・情報をお届けします。

「創作日誌」と題した記事では、松井さんと私が、創作過程でいま考えていることを文章にして掲載していきます。

私は、ドラマターグを担当している野村と申します。
(「ドラマターグ」…簡単に言うと、コンセプトから上演の細部までを演出の松井周さんに寄り添って一緒に考えているメンバーです)

というわけで今日考えていたこと。

旧清津峡小学校の校舎は、今は学校としては使われていない廃校ですが、「廃校」といったときにぱっと思い浮かぶような、古い木造の建物ではありません。平成6年に完成した、鉄筋コンクリートの、比較的新しくきれいな建物です。
ただ、清津峡という地域ゆえ、といいますか、どこにでもあるような校舎ということもなく、設計やデザイン、部屋の数の少なさや、こじんまりとした雰囲気など、学校としてはいくらか変わったところがあります。
あと、現在は地域のコミュニティセンターのような役割や、災害時の避難場所という役割を果たしていて、必要な物資や道具が保管されているということもあります。
一方で、この校舎になる前から、清津峡小学校はこの場所にあり、今は写真でだけ残っている旧校舎や、この場所というもの自体に記憶を宿らせている地域の方もいる。

このように、新しさと古さ、現在と過去、実状と記憶といったことがが乖離しつつ入り混じっている場で、どんなパフォーマンスをするのが相応しいのか。…おそらくは、この「入り混じり具合」ときちんと向きあって、相応しい配分で、今まで計画してきたことをこの校舎、この校庭にインストールするのがよいんだろう…、というようなことを感じています。
そのうえでいくつか、インストールするにあたって、作業の手がかりになるキーワードが必要。きっとそのキーワードはこの作品の大枠の意味合いを示すものでもあるんだろう。。

今日までは生活環境の整備を中心に作業をしてきて、明日からいよいよ創作の作業が始まります。
実際に作業を進めながら、このことを、粘り強く、考えて、見つけていきたいと思います。

(野村政之)